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2007年10月13日

「ぎらりと光るダイヤのような日」 茨木のり子 金八先生



金八先生がいい詩を教えてくれました。
「ぎらりと光るダイヤのような日」 茨木のり子 金八先生

ぎらりと光るダイヤのような日  茨木のり子


短い生涯
とてもとても短い生涯
六十年か七十年の

お百姓はどれほど田植えをするのだろう
コックはパイをどれ位焼くのだろう
教師は同じことをどれ位しゃべるのだろう

子供たちは地球の住人になるために
文法や算数や魚の生態なんかを
しこたまつめこまれる

それから品種の改良や
りふじんな権力との闘いや
不正な裁判の攻撃や
泣きたいような雑用や
ばかな戦争の後始末をして
研究や精進や結婚などがあって

小さな赤ん坊が生まれたりすると
考えたりもっと違った自分になりたい
欲望などはもはや贅沢品になってしまう

世界に別れを告げる日に
ひとは一生をふりかえって
じぶんが本当に生きた日が
あまりにすくなかったことに驚くだろう

指折り数えるほどしかない
その日々の中の一つには
恋人との最初の一瞥の
するどい閃光などもまじっているだろう

本当に生きた日は人によって
たしかに違う
ぎらりと光るダイヤのような日は
銃殺の朝であったり
アトリエの夜であったり
果樹園のまひるであったり
未明のスクラムであったりするのだ

(見えない配達夫より)


この詩、人間が死ぬ時って本当にそうなんだろうな~
僕の【本当に生きた日】は何だろうか? 
考えさせられました。  

仕事に追われるばかりでなく、
ぎらりと光る一瞬を見逃さないように、明日からまた頑張ろう!

おっしゃ~~!

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「ぎらりと光るダイヤのような日」 茨木のり子 金八先生 へのコメント

しまった!
昨日からやったんすね。
見逃した(ρ_―)o
第一回に出演してた、つちやかおりの子供が出てるんですよね。
つちやかおり好きやったからなぁ(^_-)
Posted by ボビー at 2007年10月12日 09:49
明日・・・何がおこるか分からないですもんねぇ。。。
毎日を生きた眼で生きていきましょうねぇ。。。
泣きたいときは、思い切り泣いて、笑うときは腹から笑って。。。
Posted by utaka at 2007年10月13日 22:34
深い深い詩ですね。

じぶんが本当に生きた日。

死ぬ前には走馬灯のようにその日々が浮かんでくると言いますが、どれだけの日々を思い浮かべられるのでしょうね。

今日もダイヤのように輝いた一日だった。そう思える一日にしたい。
でも、何気なく過ぎてく日もある。
本当は明日があるかなんて誰にもわからない。
だから、命を全うするつもりで毎日を生きなくてはもったいないですね。
と、じぶんに言い聞かせています。
素晴らしい詩をありがとう!!!
Posted by fumix at 2007年10月15日 01:20
☆ボビーさん
つちやかおるの他にもフッ君や少年隊の子供もいるんでしょう?(奥さん情報)、知りませんでした。
Posted by yoitomake at 2007年10月15日 09:47
☆歌佳さん
そうですね、ありがとう!
歌佳さんの言葉はいいね~
Posted by yoitomake at 2007年10月15日 09:49
☆fumix
前の記事とかいっぱいコメントくれてありがとう!
(何ではじくのかな~)

深いでしょう! この詩
いつも、自分と向き合って生きていきます。
Posted by yoitomake at 2007年10月15日 09:52
この詩の曲があるの、知っていましたか?
私は合唱部でその曲を歌うので、それを調べていたらこのブログに来ました。ピアノがとてもジャズっぽくて、すごくカッコイイ曲です!
Posted by ゆめ at 2011年10月02日 23:03
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